このレビューはネタバレを含みます
最初の方はレゴ世界の背景にいるパパと兄と妹を想像して、微笑ましくて笑えた。兄からしたらお気に入りのキャラを妹に勝手に持っていかれるの笑えないだろうけど。
そして案の定、後々リアルでマジ切れして妹の作った寺院壊して「そこまでしなくても…」となった。
全編通してギャグのキレが良すぎる。
酢豚にパイナップル入れるの嫌いな人だから「環境汚染、貧困」から「なんでもレーズン入れる人」の三段オチでめちゃくちゃ笑った。
「un」を付けるだけの語彙力低い妹らしい女王の歌もめちゃくちゃ笑った。
レゴの教則になってるのレゴ販促に抜かりなくて感心した。
落ちてるパーツを拾ってガジェットを作るから、映画を見終えた後にリアルで劇中の物を作りたくなる。しかもパーツの番号らしきものも振ってあってて丁寧すぎる。
シナリオもすごく好きなやつだった。
パーティに連れ去られた時に兄が「こっちはタイムトラベルだから」と言って断ってたから、アレが主人公なのは予想出来てたけど、『アルママゲドン』の意味は全く分かってなくて、ママが出てきた時は笑いながら「なるほど」ってなった。
その後の終盤の流れはレゴパートも現実パートも刺さりすぎて泣いてしまった。
兄弟姉妹がいる人にはおもちゃとかゲームの共用喧嘩は本当にあるある…
昔過ぎて忘れてた喧嘩の思い出が沢山蘇ってきて、ノスタルジー過剰摂取による大人帝国のひろし泣き。懐かしすぎる…。
基本おふざけだけど「洗脳されないように気を付けろ」という洗脳されて暴徒になるのQアなんちゃらめいててドキッとした。コミカルな洗脳急に重めの社会派要素出されると怖い。
コメディでSFでファミリーでサイコでカルトで盛り沢山で今作も大満足だった。