あきらむ

万引き家族のあきらむのレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
3.6
ものに埋め尽くされほこりのかぶった古い民芸品や調味料で埋め尽くされた部屋、きっと古民家独特のにおいがするだろう。食器も使い古されたもの、玩具は拾い集めたもの、現代のものや流行のものは存在しない。押し入れの奥で男児が拾ってきた宝物を集めている様子は子供心を擽る。下町plus貧困だから?
古民家の周りはマンション。都内を歩いていると時々ここ売り払えばお金凄そうなのになという古民家は多々見つかる。取り残された孤島、謎の空間、もはや触れたくもない空間になってしまっている。
松岡茉優がめちゃかわいい。妙に顔つき違うなと思ったら「血」の問題だった。松岡茉優が勤務するヘルスに出てくる男が、ああこの役池松壮亮やりそうだな~~~と見てきて振り向いた顔が池松壮亮でビビりつつ、吃音症ぎみの様子を見てると死にたくなってきた。わたしもかなり吃音の気があったので、それでもいいんだよと抱きしめられたら金払ってやってるとしても頭の中がふわ着くと思う。正直ヘルスで自傷してる女性にしては松岡茉優は小綺麗すぎるように思えてリスカ痕ひとつもないので違和感があるが、子供みとママみを感じてしまうので、もう問題ない。
少年少女が異常に顔が可愛い。なんなんだ。いいのか?でも可愛くなかったらリアルすぎてきついのか?きついな。「誰も知らない」の時もそうだけど、目が大きくて綺麗な子供を使うんだよね。目が綺麗、なんでも吸い込み疑問に持つような目、そんな子供実際そんなに居ないよ。
少年少女のその後が無限に想像できる終わり方になっている。あの架空の家族との関わりがいい方にも悪い方にもおおきくきいてきそうで。
安藤さくらはなんでそんなにいいやつなんだよ、、いいやつすぎる人間を見てると心が不安になって仕方がない。古民家での突然の性描写はえろいし、なんなんだ。汗で濡れそぼって幸せそうだ。