鑑賞したのはかなり前ですが、改めて観たいと思える面白さでした。
レベル2は、無印とは異なり原作無しの完全オリジナル脚本。監督がやりたかったであろうことを全て詰めている、且つ、それでいて物語としても演出としても破綻しておらず暴力エンタメとしては至高です。
強烈な登場人物ばかりで、キャラ立ちがよく、違和感がほとんどありません。映画でキャラが強すぎると違和感があることが多いものですが、世界観が仕上がっているので自然です。
冒頭から世界観に引き込まれる感じは白石監督のなせる技だと思います。何故こんなにスっと入っていけるのか。割と冒頭でこういう世界やぞと提示させられるからでしょうか。そして、提示の仕方演出がとにかくカッコイイので引き込まれてしまう。
敵側、主人公側の狂気を最初の場面でそれぞれ描くことで、お？この2人が最後バチバチになるんやな～と期待の導火線に火がついて、ジリジリ燃え、最後は予想以上に暑い燃え方をして爆散します。
アクション、特にカーアクションなんか苦手なはずなのですが、熱い気持ちのまま突入すると最後まで飽きずに見れるものですね。最近だと同じくテネットのカーアクションも楽しく見れました。
