ホイットモア大統領

インサイドのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

インサイド(2016年製作の映画)
3.7
2018/7/13 チネ・ラヴィータにて鑑賞。

やっぱりホラー映画は、空調が効きまくるチネで観るのに限る!
…と思ったら、当日は公開初日だったため、割りかし大きな箱で普通の空調でした。残念(なのかラッキーなのか笑)。

内容とは全く関係ないが、最近の日本はリメイクであることを隠す風潮があると思う。

本作も然りで、パンフレット以外、『屋敷女』のリメイクであることには触れていない。
何故なのだろう、このジャンルを見る人は、オリジナルも知ってるホラー好きか、デート中のカップルぐらいだというのに。
そもそも、これ、クリスマス・ムービー笑

ということで、オリジナルを見ている人はどうしたってそちらと比べてしまうが、元々、本作の製作の趣旨が、
「『屋敷女』最高だからもっと一般受けにして、皆に知ってもらおうぜ!」
ということなので、残酷描写が抑えめで、主人公が強くなっているのはあえてのよう。

手がけたのは、ミゲル・アンヒル・ビバス&ジャウマ・バラゲロの、スペイン・ホラー・コンビ!
どちらも大好きだっただけに期待値は高かったが、オリジナルの評価には衝撃的な残酷描写も含まれていたので、今回は題材が悪かったようだ。

また、スペインがメイン製作なのに、わざわざ舞台をシカゴにする意味がわからん。
あと予告で謳われていた難聴のくだりが、あまり活かせていなかったのも残念。

そして、その難聴妊婦を演じたレイチェル・ニコルズは、オリジナルは未見とのこと。
対するローラ・ハリングも結構動揺したり、トチったりする笑

ただし!Filmarksでの評価は低く、リメイクとしては失敗でも、2人のコントのようなドライブや、『ターミネーター2』を彷彿とさせる終盤の闘いが見どころの、別物ホラーとすれば全然悪くはない!