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テレフォンのtjZeroのレビュー・感想・評価

テレフォン(1977年製作の映画)
4.0
アメリカ各地に潜入する50名超のソ連工作員。
電話で特定の詩の一節を耳にすると、体内に埋め込まれた指令が発動し、軍事施設を爆破に向かう。
そんな冷戦時代の遺物を掘り起こそうとする元高官の陰謀を阻止するため、KGBのボルゾフ少佐が単身渡米する…。

監督&音楽が『ダーティハリー』の名コンビ、ドン・シーゲル(『刑事マディガン』、『突破口!』など)&ラロ・シフリン(『燃えよドラゴン』、『M:i』のテーマ曲でもおなじみ)。
脚本が『カプリコン・1』のピーター・ハイアムズ。
主役の少佐に『大脱走』のチャールズ・ブロンソン。
悪役の高官に『007は二度死ぬ』のドナルド・プレザンス。

…これだけのメンツが揃えば、観ない理由を探す方が難しい(今まで未見でゴメン)。

ブロンソンがロシア人に見えないのは惜しまれるけど、内容は全く問題なし。
ハイアムズの引き締まった脚本、シーゲルのパンチのきいた緊迫感あふれる演出。
こういうムダの無い、中身の濃いエンタメを、2時間弱で楽しめる幸せ。
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