さすが有名戯曲と言わんばかりの内容に、実力あるキャスト揃い。
その中でも地に足の付いたキム・サンホ夫婦二人の存在感が素晴らしい。(勿論言語的な事もあるが)
しかし画的にはほぼ終始変わらない展開に、やはりこれは舞台向きだったと思わざる得ないのも事実。。
だが何も知らず在日を語る現代人にこの物語が映画として届く事にはとにかく感謝だ。
精巧に作られた美術や衣装、リアルな会話から当時の雰囲気が犇々と伝わってくる。
そんな空気感に自分もその場にいるような錯覚すらも起こす。
焼肉ドラゴンは確かにそこに存在していた。