ひゅうどんこ

殺陣師段平のひゅうどんこのレビュー・感想・評価

殺陣師段平(1962年製作の映画)
4.0
「それはリアルなー、」
Q「りある、、?」
A「リアリズムだ。」
Q「りありずむ、、?」
A「写実だよ。」
Q「しゃじつ??、、さっぱり分からん!」。。新国劇座長の澤田正二郎と本編主役の段平とのこの対話が、とてもシンボリックな役割を果たしてます。

 愛すべきキャラクター段平は、中村鴈治郎の好演で更に魅力が増してますね。
開成中学出のインテリながら、時に距離をおきつつ段平を気遣う澤田を演じた市川雷蔵も、より二人のほのぼの感を出してくれました。

 段平の仲間であり京都南座のスタッフ兵庫市役の山茶花究。この人も良かったですね。
Wikipedia引いてみたら、段平に負けず劣らずやんちゃで波瀾万丈の生涯だったことを知って、色んな出演作を観たくなりましたよ。

 村瀬幸吉、、、郵便屋さんにそれをイチカワダンペイと読みなさい言う方が無茶やわ(笑)。