このレビューはネタバレを含みます
2021/6/13鑑賞。61点。
＜見所＞
・「フェイス/オフ」のトラボルタがやるやつ
・ブリタニー・アシュワースが美人
・「ホステル」じゃないよ
・旦那がヒュー・ジャックマンもどき
・回想いらね・・・からの
・僕のことは嫌いになってもいいけど、映画のことは嫌いにならないで
＜あらすじ・ネタバレあり＞
文明崩壊後の世界。地上には、生物兵器によって変貌した人々が蔓延し、生き残った人間は彼らから隠れて生活していた。
主人公・ジュリエットは、39人の仲間に食料と物資を届けるため車を運転中。亡き夫の写真が風に飛ばされたことでハンドル操作を誤った彼女は、車を横転させてしまう。
目覚めると、足には破片が刺さっていた。
なんとか破片を抜いて、酒で消毒。
動かなくなった車の中で、篭るジュリエット。
ジュリエットは、夫・ジャックとの日々を思い出す。
文明崩壊前、麻薬密売人だったジュリエットは、雨宿りのために立ち寄った美術館で画廊・ジャックと出会う。
ジュリエットはジャックを拒絶するが、麻薬依存症の彼女を精一杯介抱したことから恋人関係になる。
やがて子供もできるが死産となってしまう。
ジュリエットは「子供なんか欲しくなかったのにあなたが産ませた」とジャックを責める。初めはジュリエットを落ち着けようとするジャックだったが、ジュリエットの無責任な発言にブチ切れ「君が麻薬を静脈に打ち続けたせいで赤ちゃんは死んだ」と返す。2人の夫婦生活は終わりを迎える。
ジュリエットはある日、ニューヨークで起きた生物テロをのニュースを見る。何度もかかってくるジャックの電話を無視していたが、ふとジャックがニューヨークにいると思い出したジュリエットは思い切って電話に出る。すると、ジャックがテロ攻撃によって生物兵器に侵されていると判明。
ジュリエットと再会を果たしたジャックは彼女に、「愛している。決して諦めないと約束してくれ」と言葉を遺す。
ジュリエットは、トランシーバーで仲間に連絡を取るが、そこに生物兵器によって変貌した【リーパー】が現れ、更新を中断する。
仲間からの応援が来ないと分かったジュリエットは、孤立無援で状況を打開しなければならない。一度は自殺を図ろうとするジュリエットだったが、ジャックとの約束を思い出し、【リーパー】と戦って勝利を収める。
しかし、まだ【リーパー】は生きていた。
近づいてくる【リーパー】に対し、ジュリエットは大怪我のダメージもあって体が動かない。
死を覚悟した彼女の顔を【リーパー】が優しく触れる。
その触れ方は、かつてジュリエットを笑わせるために、ジャックがしてくれた祖母直伝の魔法だった。
【リーパー】が変異したジャックだと気づいたジュリエットは彼を抱きしめ、「愛している」と囁く。
ジュリエットはリボルバー銃を手に取ると、ジャックの頭の横に自分の頭を置き、引き金を引く。
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・登場人物のジュリエットとジャックの名前は、すぐ察する人も多いだろうけど【Star Crossed Lovers】の「ロミオとジュリエット」と「タイタニック」のジャック(演. レオナルド・ディカプリオ)から引用している。
それもあってか、ジャックがジュリエットの家を訪ねるシーンでは、ジュリエットが「タイタニック」のマグカップを使っている。
・これはなかなか意外な展開でおもしろかった。
クリーチャーは、実は一度もジュリエットを傷つけてなかった。
例えば、ジュリエットを襲おうとした人間の男を簡単に殺したのに、ジュリエットに対しては体をつかむだけ。後から振り返ると、彼女に自分はジャックだとどうにかして伝えたかったのだろうな・・と納得感がある。
