HOSTILE ホスティルの作品情報・感想・評価

「HOSTILE ホスティル」に投稿された感想・評価

Marrison

Marrisonの感想・評価

1.1
こういう卑怯なB級映画(A級のふりしてスカスカスカなB級をぶつけてくる)をつくらないでください。A級作づくりに精魂込めてる人たちや、B級作づくりにやはり正攻法で愚直に打ち込んでる人たちへの、冒涜になりますので。
心の広いB級ホラーファンは、こういうのは当然くつろぎまくれる自宅でしか観るわけないし、映画館はいったい誰に今これ観せたいの? “泣けます詐欺”なんてボキャは書くのも寒々しい。書いちゃったけど。

最初の10分ぐらいは、いかにもディストピア戯画な荒野での美女スナイパーの一人相撲が台本的にも演出的にも凡庸すぎて、そんな下手くそなロックアップに摑みは当然ないままで、回想ばっかり織りまぜようが怖がらせが始まろうが起承転結なんか一切なさそうで(あえていえば)起もないのに永遠に承だけが続いていく感じで、「さっさと異形を出せ、異形を」と見世物小屋のチープなテントを揺らしたくなる。
本来は面白いか面白くないか以外ないはずの映画の良し悪しの判定基準が数十年来エラーしたままかもしれないカンヌと、世界を善くも悪しくも俗物件で満たそうとしてるハリウッドの、よりによって悪い因子だけが血族結婚の繰り返しで極度に濃くなった結果の奇形児がマチュー・テュリ監督なんだと私は看破する。
心に奇形なし・調和あり、をやりたいならいっそ日独合作にして『カスパーハウザーに謎はない』へと改題し、ヒロインを中条あやみちゃんか誰か、恋人役を伊勢谷友介か誰か、異形役を笠智衆のミイラ(北鎌倉かどこかのお寺に良好状態で保存してあればよ)、バーテンダー役を出川哲朗にでも演じさせれば少しは秀作になったかもね。近年本当にフランスには度を超えた駄作が多い。

この映画の褒めどころは一カ所限り。ヒロインを恋人が抱きすくめてキスするところのスラッスラッと両者が背すじのばしてた、その美画だけ。全83分のうちのたった5、6秒だよ、この事態にだけ泣けてくる!

あと、「クソ」という接頭語を多用する大西公子の品格ない翻訳も少しイヤだった。
たむら

たむらの感想・評価

4.0
過去と現在を行き来しながらテンポよく話が進んでいき常にハラハラ、無駄がない。そしてラストのどんでん返し(?)すごいおもしろかった!!!ホラー好き、近未来SF好き、クリーチャー好きな人は是非とも観て欲しい!!!!!若干のグロ注意
いち麦

いち麦の感想・評価

3.0
人狩りクリーチャーとの孤独な闘いと、恋人との甘くほろ苦い昔日とを交互に描く異色ホラー。埃まみれのガジェットの質感や美しい平常との転換が映像的な味わい。ただ題意の元への2つの時間軸の束ね方は魅力不足。
荒廃後世界でのサバイバル話と、荒廃前世界でのラブラブ話が描かれる。
「シェイプ・オブ・ウォーター」的売り文句をインプットされた観客が身構えながら観ると、ラストの結末への共感・驚異の気持ちが半減しちゃう。
二匹目の異形を狙ったんでしょけど...配給会社への敵意を感じる。
痩身怪優ハビエル・ボテットをうまく使ったクリーチャーや、荒涼とした世界の描き方など、B級感満載な見どころはあるのに、勿体ないです。
odkysyk

odkysykの感想・評価

-
荒野のサバイバルと過去のラブストーリーが並走する作りは(話は全然違うけど)「ノクターナル・アニマルズ」に続いてボクの好きなやつだった。一言でホラーとは片付けられない雰囲気がある。「コールドスキン」と同じプロデューサーだからか出てくるクリーチャーがちょっと似てた。
この映画好き。今日あまり良いことは無かったけど、このメロドラマで救われた感じ。
breit

breitの感想・評価

3.6
まさかイメージフォーラムで、そこそこのゾンビアクションを観ることになるとは思ってもみないままに映画館へ。


始まってまもなく、ゾンビ系の映画なのかということは分かるのですが、さすがイメフォでやるだけあり、僕が個人的に求めていた、

『 [ ホラー・アクション・SF ] ✕ [ 練られたストーリー ] 』

を満たしてたので満足でした。
YutaTakaue

YutaTakaueの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

イメージフォーラムでは少し異質な作品。全体的に漂うB級感は拭えないですが、事故を起こすまでの冒頭の荒廃した世界観は中々の雰囲気。マッドマックスと言えばそれまでですが、車内の埃っぽさとか鉄の錆びれた感じとか、シチュエーションは少ないながら作り込みの細かさが伝わってくる。冒頭のトレーラーハウスでの戦闘は、敢えて車内の状況を見せず、音とワンカットのドリー撮影で見せているのが恐怖感が伝わり印象的。
しかし、横転してからの、怪物との攻防は頻繁に過去のドラマがフラッシュバックして見辛くテンポが悪かった。
ドラマパートは、主人公と夫の出会いから結末に至るまでお互いの性格を丁寧に掘り下げ描いていたり、何より主人公の自分勝手な態度を受け入れ見守り続ける夫の人柄の良さには胸が熱くなりました。あと、この映画は日本の宣伝が致命的に悪い。ポスターを見ればこの映画の結末が一発で分かってしまう。宣伝のせいで「どうせ○○○なんでしょ」と怪物の正体が分かって観てるぶん、ホラー要素も台無し。
横転した車内に立て籠って怪物に応戦するシチュエーションは緊迫感があるからこそ、ネタバレポスターとドラマパートが足かせとなり非常に残念でした。
宣伝担当は、海外ポスターが意味しているものをしっかり理解して欲しいですね。

過去に大御所監督の下で助監督を経験したという監督のマチュー・テュリ。今後も彼に要注目です!(ホラーパートの撮り方は上手いし、登場キャラクターの感情の描き方も丁寧で、今後大作映画に大抜擢されそうな予感がします。)
全く新しいタイプのゾンビ映画。映画としては結構ええのに、ポスターがあかんわ。この映画観る人は絶対ポスター見んように。
osanm

osanmの感想・評価

3.5
恋愛映画もホラー映画も苦手だけど、この映画は◎。物語の流れや構成が、違和感なくて良かった。
映像美もよかったな。

ただ、ポスターが…。ポスター観てなかったらもっと楽しめたなぁ、と思いました。
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