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ミレニアム・マンボのmingoのレビュー・感想・評価

ミレニアム・マンボ(2001年製作の映画)
3.9
ファーストカットのスローモーション振り返り美人(スーチーさんブスなんだけど)にノックアウトさせられてる人が99%の映画だけど、何が良いってミレニアムていう題材と侯孝賢監督らしい過去・現在・未来の描き方が素晴らしい。

世紀と恋の移り変わりはどちらも曖昧できっかけなんてほんの些細なことで(むしろない)、過去から続いてる今があって、また今が未来に続いていくだけ。恋と恋の狭間に生きるワタシ感がエモ〜ションを爆発する。

また、ラストで主人公が北海道夕張の映画祭を見に行くという脚本自体が最高。終わりと始まりには映画がある。恋はすぐに消え、一瞬の幻のような時代の変わり目の美しさが残る。恋は映画、映画は恋であるという侯孝賢なんてお洒落。

大晦日に、ちょっと気になるコとコタツであったまって映画なんて観ちゃったりして、なんて考えたら鼻血が止まらなくなるうえに、それを実際に経験して何年後か経ってあのとき大晦日にコタツでミレニアムマンボ観たな〜なんて思いだしちゃったりしたら、それこそ眼から涙のエモ死映画。
侯孝賢後期の傑作。