ミレニアム・マンボの作品情報・感想・評価

「ミレニアム・マンボ」に投稿された感想・評価

さとう

さとうの感想・評価

5.0
クッソ閉そく感あって死にそうになったけど、夕張編が大好き。ふだんもこんぐらいのショットで繋げてくれると嬉しいけど、まあこの息切れあっての白銀の世界だよなぁ。濱口監督が言ってた通りおでん屋のおばちゃん、むっちや味ある笑。まあ、ラストショットで雪ん中でカラスが羽ばたいてるとこ納めただけで勝ちだろほんと。ちらっと出て来る東京編の窓開いたホテルの部屋が良い。ファーストショットのフリッカーついた感じが幻想的
天カス

天カスの感想・評価

5.0
2001年、退廃を絵に描いたような生活。
その裏には新世紀に色めき立つ世間があったはずで、その対比が映像としてなされなくても感じ取れる。束縛と繰り返しこそが停滞と退廃を強く感じさせる。ビッキーが自分を三人称で語る様からも他人事的な物事の捉え方が伺え、ある種の諦観としても捉えられる。
救いが日本の夕張というのはなんでだろうという感じ。日本映画へのラブレターなのか…?
日本と台湾は色が違う。
スー・チーすごく魅力的。
話は退屈だけれど、カットはどれも現実的。
C

Cの感想・評価

3.3
侯孝賢、合わないんだろうなーと思いつつも観る。冒頭の歩いてる所は好きだなあ。所々で流れてる後期スーパーカーみたいな音楽がミレニアム感。10代の頃に観てたら好きになってたかもなー。話もだるいけど、煙草吸い過ぎ酒飲みすぎなスーチーを観てるのもしんどくなってくる
karaf

karafの感想・評価

2.5
ファーストカットのHSドリーはカッコよかった。

毎度この手の映画を観ると絵作りには感心するがどうにも話が入ってこない。

ウジウジして何をしたいのか、時系列がどうなってるかも理解できなかった。

空気感で観る映画なのか?
ちょっと辛かった
TJ野

TJ野の感想・評価

5.0
2018/05/31
素晴らしいの一言。巨匠侯孝賢が、世紀末に放った、珠玉の名作。

色鮮やかなネオンが照らす、台北の繁華街。タバコ、あるいは、ドラッグを吸ったり、酒を飲まないとやっていけない、気だるい生活。主人公のベッキーは、変化を求めるが、とっくに別れたはずの彼氏が、それを許さない。彼女は、バーで出会った北海道夕張出身のハーフ二人組に出会う。なり行きで、彼女は冬の夕張を一緒に観光し、その雪景色に感動する。それから、台湾に帰ってきた彼女には、徐々に変化が訪れる。

息がつまるような、台北の現実と、それを癒す日本の雪景色。この対比には、侯孝賢の日本映画に対するリスペクトが溢れている。そして、映画の最後、彼女の心に最後に映る景色は、映画に魅せられた全ての人々を感動させるだろう。全ての日本映画にピース✌️。
ほし

ほしの感想・評価

3.5
侯孝賢こそ「現代」映画作家なのだと再確認。ここにおいて肩を並べるのはイーストウッドぐらいしか思いつかない。
ホウ・シャウシェン監督の映像芸術が見られる作品。 
冒頭のスレンダー・レディ=ビッキー(美人女優スー・チー)が「トンネルっぽい通路を歩くスローモーション」が素晴らしい!! 
→ この映画の本編を観終わって、監督インタビューなどの特典映像を見てから、再びこのシーンを観てしまうほど見事。 

ハオというどうしようもない変な男と美人女性ビッキーが同棲しているのか、よくわからん。 
ただ、すごく変な男ハオが着ている「KISSのジーン・シモンズの服」はグッド。 
ビッキーが着ている「顔のシャツ」もグッド。 
センスいい。 

ハオがビッキーに「君は僕の世界まで落ちてきたんだ。だから僕のことが分からないんだ」ということか。 

ハオに少し似ている男(台湾人と日本人のハーフ)が夕張に戻る時、ビッキーも着いて行くあたりは、ホウ・シャウシェン監督の日本びいきが出ている。 

夕張は映画祭の期間にぎわう。らしい。 
「ゆうばりキネマ街道」なるアーチ型看板もある。 

ビッキーがダイアログで「自分のことを彼女と言う」あたりは、「彼女」に「わたし」のルビが振られていて、ホウ・シャウシェン監督の実験的な部分も感じた。
mar88

mar88の感想・評価

4.8
オーブニングからビリビリと電気が走ったような感覚で鼻血が出そう。

わたしの中の侯孝賢監督作品のイメージが完全にリセットされて、戸惑いもありましたが、同時にさらに大好きになる。


好きなシーンが多すぎて書ききれない。

それにしても侯孝賢監督、小津監督好きで日本好きというのが溢れ過ぎてません?

あと、電車。(笑)

映画でみる煙草ってどうしてこんなに美しいんだろう。

ラストのゆうばりキネマ街道と雪と半野喜弘さんの音楽(多分)だけで、侯孝賢監督が好きだと断言してもいい。
バウスシアターで爆音で
はじめてのホウ・シャオシェン
リー・ビンビンのカメラの自由な浮遊感が素晴らしかった
切り返しがないので世界に無理なく入っていける
ビッキーの想い出を共有しているようなやさしい感覚
音楽はやさしくないがこのアンバランスがグッとくる
スー・チーは最高にエロくてかわいい
防犯カメラからのリアルへの移行とか、
冒頭のスローとか、とても印象的
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