ミレニアム・マンボの作品情報・感想・評価

「ミレニアム・マンボ」に投稿された感想・評価

社長

社長の感想・評価

3.2
あの4つ打ちのかかるクラブの風景と21世紀の幕開けに、当時はロマンがあったのだろうか。特に切実な瞬間はないまま終始緩慢に感じてしまった。ラストの引いた雪景色のショットには侯孝賢の映画の感触が感じられたが、全体としては内省過多だった。
mtmg

mtmgの感想・評価

3.6
話自体はそんなに面白いものではないけど浮遊感のある映像と音楽が良い。90年代から2000年代初頭の中華圏の映画のスタイリッシュな感じって独特なものがある。
ユキノ

ユキノの感想・評価

4.0
特徴的なショットの連続。いっぱいあるけど、特にハオとの場面の色使いとか光の使い方が印象的だった。
NOOO000ooo

NOOO000oooの感想・評価

4.0
そういえば、ミレニアムの時期って今作のように終わりの始まりなのか始まりの終わりなのかどこに向かえばいいのかわからん的な表現が多かった気がするし、今作もホウ・シャオシェン的、ウォン・カーウァイ彷彿ミレニアムスタイリッシュなドヤ的描写な前半はなかなか鼻に付き駄作を想像したけど、あまりにも美しい夕張の雪景色はそれら全てを包み込む素晴らしさと暖かさがあったし、キネマ通りのカラスの長回しは映画の神に愛された人だけが撮れる神々しさがあった。現在、過去、未来を行き来する時系列バラバラ編集に最初戸惑ったけど、主演の女の子(スー・チー)の過去からの男遍歴を見ていくような面白さがあったし、今井美樹を彷彿とさせる唇の分厚い透明感の中にあるエロが大変いいんだわ。
雪の降り積もる夕張キネマ街道の長回し、侯孝賢監督がこの場所をみつめた映画への愛の眼差しを思う。
2001年、新たなミレニアムの幕開けに浮き足立つ台北と旧炭鉱と映画の街夕張を舞台に、クズ男ハオ、義理堅い任侠ガオ兄貴、日台ハーフの竹内康の3人の男たちと、何か埋まらない空虚さのようなものを抱えているようにみえる女性ヴィッキーの織りなす群像劇。石ころ"とかいう謎の男との揉め事でガオ兄貴が行方をくらましたりと、視聴者にはっきりとは説明しないスタイルはやはり台湾ニューシネマ。
あらゆるものが輝きに満ちて見え、踊り騒いでいようとも、実際には何も先の見えない時代の感覚を漂わせている。シークエンスショットが徹底され、人物たちの経験する時の流れに、私の時の感覚もまた、引き合わされていった。
候考賢とスー・チーがガッチリハマってる。渋い画と独特の長回しの中で煙草を吸い続けるスー・チーをずっと観てられる映画。
冒頭でロングのワンピに重たいロングの髪をなびかせて煙草吸いながら楽しそうにクネクネあるく気怠いシーンの秀逸さ。
uyeda

uyedaの感想・評価

3.7
初めて観た台湾ニューシネマで、かなり印象に残ってる。一番好きかもしれない、もう一度観てしっかりと感想を言います。
クッソ閉そく感あって死にそうになったけど、夕張編が大好き。ふだんもこんぐらいのショットで繋げてくれると嬉しいけど、まあこの息切れあっての白銀の世界だよなぁ。濱口監督が言ってた通りおでん屋のおばちゃん、むっちや味ある笑。まあ、ラストショットで雪ん中でカラスが羽ばたいてるとこ納めただけで勝ちだろほんと。ちらっと出て来る東京編の窓開いたホテルの部屋が良い。ファーストショットのフリッカーついた感じが幻想的
天カス

天カスの感想・評価

5.0
2001年、退廃を絵に描いたような生活。
その裏には新世紀に色めき立つ世間があったはずで、その対比が映像としてなされなくても感じ取れる。束縛と繰り返しこそが停滞と退廃を強く感じさせる。ビッキーが自分を三人称で語る様からも他人事的な物事の捉え方が伺え、ある種の諦観としても捉えられる。
救いが日本の夕張というのはなんでだろうという感じ。日本映画へのラブレターなのか…?
日本と台湾は色が違う。
スー・チーすごく魅力的。
話は退屈だけれど、カットはどれも現実的。
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