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そらのレストランのMaUのレビュー・感想・評価

そらのレストラン(2019年製作の映画)
3.6
大泉洋in北海道の第三作。どれも無条件に好きで、今回も無条件に好き。甘やかしていると言われても、北海道の大泉洋が好き…

今回は北海道で働くそれぞれの男たちが地元の恵みを活かしたレストランを開く、というお話。メンバーとなるそれぞれが、酪農、農家、漁業、乳製品加工、という仕事についていて、ワタル(大泉洋)はチーズ作りを目指している。厳寒のこの地にある日やってきたコトエ(本上まなみ)と結ばれ、娘にも恵まれ、幸せに暮らしているように見えるけど、かつて折れそうになった過去があり、話の中でもまた折れそうで… こういううじうじしたヘタレな洋さん、私大好きなので文句言いつつ見守った。

キャストがいいんだなー。私には好きしかない。東京で空っぽになっちゃった岡田将生も、ちょっとズレてるイケメンシェフの眞島さんも、大事なことを黙ってるマキタスポーツも、無骨にキレるけど誰より優しい高橋努も、本心を語らない小日向さんも… みんな違ってみんないい。あ、地味に鈴井さんもね…

というわけで、ストーリーが特別な展開なわけではないけど、大地とつながっていよう、食を大事にしよう、人を大事にしよう、感謝をしよう、そんなことをいつも思わされるから好き。自然が厳しいからこそ空の青さが尊いから好き。チーズの工房の前で立ちすくむワタルに涙。ミルフィーユにパルメザン削ってた姿にも涙…

追記:石崎ひゅーいさんが観ているときにはわからず、レビューでも触れずに失礼💦 名前だけ知っていて、今作で名前と顔が一致しました。エビ焼いてるシーン、好きだったな。
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