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あの日のオルガンのkazu1961のレビュー・感想・評価

あの日のオルガン(2019年製作の映画)
4.3
▪️Title : 「あの日のオルガン」
Original Title :※※※
▪️Release Date:2019/02/22
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-193
▪️My Review
号泣でした。。。とっても優しい眼差しで創られた厳しい作品です。
こんな戦争もあったんですね。53人の未就学児童を守った保母さんたちの優しくて、温かくて、そして厳しく辛いドラマ。戦争が女性たちと子供たちをこんなにも苦しめたんだということをズシッと心に伝えてくれます。
主役は純真な心と目を持つ53人の子供たち、演技とは言えない素晴らしいリアルな存在感です。
そして、大原櫻子の等身大の演技にも涙が止まりませんでした。
また、違った視点でこれだけの童謡が流れる映画も珍しいかもしれません。日本の文化を守ろうとした女性たち、日本人は素晴らしいですね。
本作は、太平洋戦争中、東京・品川の戸越保育所と東京・墨田の愛育隣保館の2つの保育所の保母たちが園児と共に集団で埼玉県に疎開し、東京大空襲の戦火を逃れた「疎開保育園」の実話の映画化した作品です。東京も安全ではなくなっていた1944年。国の決定を待たずして、日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちがいました。これは、幾多の困難を乗り越え、託されたいのちを守りぬこうとするヒロインたちの奮闘を描いた真実の物語。大切ないのちを未来へつなぐことを願い、毎日を必死で戦った保母たち。強い信念で時代を切り拓いていった彼女たちの生き様は、今を生きる我々に大きな勇気と希望を与えてくれます。
監督は、山田洋次監督作品で共同脚本や助監督を務めてきた平松恵美子。戸田恵梨香と大原櫻子がダブル主演を務めました。
物語は。。。
太平洋戦争末期の日本。東京・品川の戸越保育所と東京・墨田の愛育隣保館の2つの保育所では、保母たちが園児を避難させるために、疎開先を模索していました。子どもたちを手放したくない、安全なところに早く逃したいと親たちも意見が分かれる中、埼玉県に受け入れ先の寺が見つかります。疎開をスタートさせたものの、毎日起こる問題の数々。励まし合って暮らすそんな彼女たちにも空襲の影が迫ってきていました。。。
この映画でしか観れない戦争、疎開保育園の実際をもっと伝えるべきだと思いました。

▪️Overview
第2次大戦末期に保母(保育士)たちが幼い園児たちとともに集団で疎開し、東京大空襲の戦火を逃れた「疎開保育園」の実話を戸田恵梨香と大原櫻子の主演、山田洋次作品の多くで脚本、助監督を務めてきた平松恵美子の監督、脚本により映画化。1944年、第2次世界大戦末期の東京。警報が鳴り、防空壕に非難する生活が続く中、品川の戸越保育所では園児たちの安全を確保するため、保母たちが保育所の疎開を模索していた。ようやく受け入れ先として見つかった埼玉の荒れ寺で疎開生活をスタートした若い保母たちと園児たちは、日々噴出するさまざまな問題に直面しながらも、互いに励ましあいながら奮闘していく。戸田が保母たちのリーダーとなる板倉楓役を、大原が天真爛漫で音楽好きな保母の野々宮光枝役をそれぞれ演じる。(引用:映画.com)

出演は、戸田恵梨香、大原櫻子、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子、白石糸、奥村佳恵、萩原利久、山中崇、田畑智子、陽月華、松金よね子、林家正蔵、夏川結衣、田中直樹、橋爪功など。
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