てる

ヘレディタリー/継承のてるのレビュー・感想・評価

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)
3.4
※ネタバレ注意




トラウマになりました。

ホラーを探してたらこの作品の名前がよく出てくる。気になっていたので、観賞にいたったわけだが、この監督って『ミッドサマー』の監督なのね。
どうりでグロテスクでかつ、宗教的なわけだ。納得しました。

にしても、なんと言っても娘が死ぬシーンはゾッとする。本当にこういう事故ってありそうだもんね。車に乗るのが怖くなった。
かなり衝撃的で凄惨なシーンだった。そのシーンが脳裏から離れず、内容があまり入ってこないほどだった。
観てから1ヶ月程経過したけれど、未だに思い出すと辛い。思っていた以上に自分の中でトラウマになっているようだ。

結局のところ、魔王だか悪魔の顕現というか受肉を目的とした話しだったわけだが、期待していたのはジャパニーズオカルトホラーだったわけで、もちろん期待通りではなかった。
そもそも海外作品にそのような期待をするのはお門違いなのはわかっている。だけど、『シックスセンス』があったではないか。あのようなちょっとだけゾッとするような話を観たいのだ。中々たどり着けませんなぁ。

こちらの作品はオカルト的な恐怖もあるのだが、どちかというとカルト宗教を信仰する信者の奇妙さなど、ミステリー的な恐怖の方があった。また、グロテスクさが何とも私には堪えた作品であった。

面白い作品ではあるし、評価されているのも頷けるが、もう一度観たいかといえば、絶対に嫌だ。
さらに、この作品をオススメするかといえば、出来ないと答える。グロテスクな作品に耐性がある方であれば、オススメするが、大衆に向けてオススメは出来ない。
てる

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