ましゅー

ヘレディタリー/継承のましゅーのレビュー・感想・評価

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)
4.0
「コッ」…「コッ」独特の舌打ち音。
その音が意味するものは…?
これからいったい何が起こるのか?
何を見せられようとしているのか?
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ようやくです。
ようやくこの作品について触れる事が出来ます。

劇場非鑑賞期間(2014~18年)終盤、猛烈に見たい衝動に駆られていましたがやはりスルーしてしまっていた作品です。
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2/21からは本作監督アリ・アスターの最新作「ミッドサマー」も公開されるのでその前哨戦でもあります。お休みをいただいた金曜の深夜(土曜未明)に久々にTSUTAYAでBDをレンタル(アマプラは500円もするので…汗)満を持しての鑑賞です。
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...…これは………((;゚д゚)ゴクリ…)

ここまで「ゾッ…とする」ホラーは久しく観ていなかったです。

不穏。不気味。不快感。

不の三連発。

ここに不条理が加われば四連発ですが、冗談を言っている場合じゃありません。

不条理どころか、こんなに周到に伏線が張られたホラーはホント久しぶりです。

その上、怖い。心底怖い。

やっぱりオカルトものは本当にゾクゾクさせてくれますね…
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数々の伏線に触れることになるので、あまり多くは、また詳しくは語りませんが、観了後にネタバレサイト等も見てその奥深さにまた改めてゾクゾクしています…

以下、キーワード的に

・奇怪な行動・習性の数々
・恐怖と違和感に満ち満ちた「顔」「表情」
・「音」「光」「蟻」「炎」「首」
・タイトルの意味:
hereditary=遺伝性の, 世伝の, 代々の
「継承」という日本語副題も秀逸
・「男性」と「女性」の違い
・カルト集団?
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なんでしょう。

テイスト的には「ローズマリーの赤ちゃん」に近いか…
いや、そこまで何者かの存在が明示されている訳でもなく、でもやっぱり近い…
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残念ながら二度観 出来るタイミングもなくレンタルは一旦返却せねばなりませんが「ミッドサマー」の前にもう一度見返して、また深夜にゾクゾク出来れば最高と思っています…

個人的にど真ん中ストライク、大満足の出来でした。
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★ご本人の名誉のために最後に記しておきますが、妹チャーリー役のミリー・シャピロちゃん。素顔はとても可愛らしい女の子なのですよ。

ようあんな不気味な演技が出来るなぁ…
ましゅー

ましゅー