LATESHOW

5時から7時までのクレオのLATESHOWのレビュー・感想・評価

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)
4.1

街を歩くお嬢さん。
誰もがつい目で追ってしまう
コケティッシュなお嬢さん。
しかしその内面は
死ぬかもしれないという不安でいっぱい。
緊張した面持ちでパリの街を彷徨する彼女が
ガーリーなアイコンから
自立した女性に変わるまで。

超ガーリーなクレオの
お部屋とファッションに
憧れた女子多かろうて。
ブランコがあって足元で子猫が戯れるお部屋でゴージャスなガウン。
でもやってくる男は
誰も本気で心配はしてくれない。
人形の部屋からウィッグを脱ぎ捨て街に出よう。
登場人物らの時間の経過報告が
人生の有限を教えてくれる。

陰性か陽性か。
合格か不合格か。
開戦か和平か。
1分先のことは誰にもわからない。
アタシ死ぬまで美しくありたいんだもん
その言葉が本当の意味を持ち出してからの
クレオの安心した微笑み。
女性の説明しづらい感情の変化を
追う映画は男を悩ませます笑
LATESHOW

LATESHOW