昭和30年代。戦後最大の引揚港でもあった福岡は戦争の傷跡を残したまま、復興を遂げようとしていた。 主人公・海野俊之は焼け跡となっていた中洲の一角に小さな食料品店「ふくのや」を立上げ、妻の千代子と営んでいた。 博多の祭り<博多祇園山笠>に情熱を燃やす「山のぼせ」でもあった。一方で俊之には山笠と並んで熱中しているものが…。 それは「めんたいこ」作り。日々味の改良を重ねていたが、なかなか納得できる味に近づかず苦悩の毎日だった。 そんな時、俊之は息子・健一の同級生、英子の存在を知る。両親をなくし、親戚に引き取られていた彼女は遠足に行く為の新しい靴やリュックサックも買えないというのだ…「めんたいぴりり」劇場版では、ドラマと同様に、 戦後の混乱期を乗り越え、経済は復興から成長へとシフトしていく「昭和」という時代の光と影を描きます。 劇場版「めんたいぴりり」はドラマでは語りきれなかったエピソードも加え、福岡の代表的な惣菜として知られることになった「辛子明太子」が出来上がるまでを「笑い」と「涙」と「人情」を交えながら描いていきます。
マスターの作る味と居心地の良さを求めて、夜な夜なにぎわう“めしや”。ある日、常連たちが何故か次々と喪服姿で現れる。不幸が重なることはあるもので、故人の話を語り合う中、また一人、喪服姿で店に…
>>続きを読むマスターの作る味と居心地の良さを求めて、夜な夜なにぎわうめしや。ある日、誰かが店に置き忘れた骨壺をめぐってマスターは思案顔。詮索好きな常連たちは骨壺をネタに、いつもの与太話に花を咲かせてい…
>>続きを読む幼い頃、むちゃくちゃな人生を送る父に捨てられ、生き別れた兄弟がいた。二人は、お互いの顔も名前も知らずに成長する。兄・祐太は、その人柄と秘伝のソースをかけたハムカツを名物に、行列のできる超人…
>>続きを読む家族で暮らした懐かしい東京の家を取り壊す時に見つかった、赤い木箱。古い手紙の束と一緒に入っていたのは、20年前に亡くなった母の台湾料理のレシピ帳。一青妙の脳裏に、いつも料理をしていた母の姿…
>>続きを読む昭和12年。男前で妻がありながら女性関係の絶えない会社社長・門倉と真面目なサラリーマンの水田は不思議と気が合い、20年来の友人だった。3年ぶりに地方勤務から東京に戻ってきた水田と門倉は再び…
>>続きを読む北海道せたなで暮らす亘理(わたる)と妻のこと絵と一人娘の潮莉(しおり)。彼は父親から引き継いだ海が見える牧場で牛を育てながらチーズ工房を営んでいる。しかしチーズ作りはまだまだで、厳しい師匠…
>>続きを読む山と海に囲まれた岩手県釜石市のラーメン店「小川食堂」。東日本大震災で妻・正恵が行方不明になってから、夫の剛志と次女の仲良が店を守ってきたが、客足はイマイチ。ある日、3年前に家を飛び出して音…
>>続きを読むⒸ2019めんたいぴりり製作委員会