官能と誘惑と破滅。
もぅこれだけで十分。
好物すぎる。
人は不思議なものや解らないものにひどく惹かれるものだと思う。
『エヴァの匂い』も、すんごい映画だった。あのジャンヌモローはやばかった。で、勝手にそのリメイクだと思ってたからある意味良い勘違いだったわ。
ユペールの良さはきっと日本人には理解されにくいかもしれない。絶大なる美女というワケではないし、ムチムチバディとかでもない。だけれども黙ってても勝手に醸し出す陰鬱なところなんかに人は、特に欧州人は、すんごく惹かれてしまうんじゃないかしら。
分からないものや事柄について考えている時間こそ、それに惹きつけられている時間。解らなければ解らないほど惹かれてく、それが人っちゅぅもんだ。
ファムファタールって言うけれど、エヴァは良い嫁だったし、ちゃんと友達だっているし、ホントのところ普通のオンナだったのかもしれない。
しかしながら、ベルトランはこのオトナの女性にうんとのめり込んで破滅していく。そりゃぁたしかにイケメンなのかもしれないけれど、結局は身丈に合わない女性を選んだのよね。おぬし、自分を高く買いすぎてたなと言ってやりたい。
アタシも将来、あんな年下イケメン君を破滅させられるくらいのオンナになろうと決意したわ。(えっ!?笑)
あの世界観は女性向き。なかなかよかったわよ。