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ライトハウスのsoのレビュー・感想・評価

ライトハウス(2019年製作の映画)
4.0
例えばデヴィッド・リンチやタル・ベーラ監督の映画を初めて観た時の感覚を思い出した。緩急はなく、映画の始まりから終わりまで一切緩むことのない緊張感。映画を観終わってもこの映画について迷いなく確かに言えることなど一つもなく、だからこそ風景や音や彼らの表情がいつまでも、まるでまだ映画が結末を迎えていないかのように、頭の中に留まり続けているような感覚。
とはいえ、リンチ映画ほど出口のない迷宮入りをしたような感じもなく、無意識や夢というより、しっかりとした秩序に則って繰り広げられた現実感がある。その不思議な現実感もまた引き込まれる1つの要因だったのかもしれない。
パンフレットに監督による説明(?)が載っていると聞いたので、それを読んでからまた観てみたい。
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