ましゅー

ライトハウスのましゅーのレビュー・感想・評価

ライトハウス(2019年製作の映画)
4.1
足掛け3週間我慢しました。この夏、私的には最大級の関心を寄せていた本作を鑑賞するのを。
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てか7月第2週末は先行公開と知らず日比谷に行ったにも関わらず「プロミシング・ヤング・ウーマン」を観てしまい(こっちも傑作だったから良かったんですが😅)、その晩は、他の方のツイートで本作の監督作品という事が知れたため、それまで興味はありながらも先送りにしていた「ウィッチ(アニャ・テイラー・ジョイ主演のやつね😉)」を自宅鑑賞して(多分postは2ヶ月後くらいになると思います😂)来たる有事に備えたものの
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翌週、先週末はもう一人私の好きなアリ・アスター監督と本作監督の対談が掲載されてるという事を知り、パンフレット欲しい😆!と思っていたのに早々に売り切れ・絶賛増刷中という事を聞き及ぶに至り敢えてスルーしたため、公開開始からここまで時間がかかってしまいました。
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前にも言ったかも知れませんが、劇場鑑賞を再開しこのアカウントで鑑賞履歴を積極的に投稿するようになった2年前くらいには、毎日のように複数の海外アカウントでの本作の投稿を何回も見かけて、ずっと興味を持っていたのですが、いつまで経っても日本では公開されず、今か今かとその時を待っていた…というのも背景にはあるのです。
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そしてとうとう昨日7/23(金・祝)に、午後遅めの時間ではありますが(東京オリンピックの開会式までには帰宅したかったんで🤣)鑑賞と相成った訳でありますが……。
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(以下 公式サイトより抜粋)
ロバート・パティンソン × ウィレム・デフォー、
2大スターがW主演! “人間の狂気と恐怖”の根源に迫る、映画史に残る傑作スリラー
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謎めいた孤島にやって来た“2人の灯台守”が外界から遮断され、徐々に狂気と幻想に侵されていく、人間の極限状態を恐ろしくも美しい映像で描いた本作。
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ほぼ全編に渡って主演の2人しか登場せず、“ 絶海の孤島”という極度の緊張感が強いられる空間の中で、彼らが繰り広げる壮絶な演技合戦はまさに圧巻の一言! その白熱の演技は各国の映画祭で大絶賛を浴び、多くの演技賞を獲得した。 より人間の感情を際立たせてみせるモノクロームの映像や、緊迫感を増大させる繊細かつダイナミックな音響デザイン、サイレント映画からトーキーへの移行期に隆盛した正方形に近い画面サイズにより“シネマティックな映像美”が実現。 そのこだわりと美しさによってアカデミー賞撮影賞にノミネートされるなど世界的評価も獲得し、カンヌ国際映画祭監督週間でのプレミア上映では大喝采で迎え入れられた。
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孤島にやって来た2人の灯台守
海が荒れ狂うとき、隠された秘密が暴かれてゆく――
(以上 引用終わり)
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うふ…。うふふふ…。
これ…!これですよ‼️
こういうのを待ってたですよ❗私は🤣‼️
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上記つらつら書いてきた待たされ・焦らされ具合もいい塩梅だったと思うんですが、期待に見合う怪作でしたよ、これ❗
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これぞ不穏❗これぞ狂気❗
いや〜狂ってますね〜😂 気持ち悪いですね〜🤣
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#ロバートパティンソン 、長らく優男的な先入観があったのを、昨年の「テネット」でそのイメージを吹っ飛ばし、改めて骨太で漢な存在感を認識しましたが、本作では比較的従順な若者としての登場から、この隔絶環境で徐々に正気の平衡感覚を失っていき、さらにはその素性が明らかになると、隠し持った野心や欲望が漏れ出始めると共に理性のタガも緩み始め、まさに狂気に取り憑かれていくこの難度の高い役柄を見事に演じ切ったのは言うまでもなく
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#ウィレムデフォー に至っては、久々に昔気質で威圧的・高圧的、且つ宗教めいた言い回しをするかと思えば職権乱用とも言える謎の灯室への固執と振る舞いに加え、こちらも閉塞状況がさらに長引いていくと、言動はますます不安定になり、懐柔的かと思えば致命的な罵倒ややはり宗教がかった呪詛の言葉と共に極限的な狂気を孕んだ顔芸を連発するという、久々に超アクの強い役柄で、一触即発の緊張感を生み出していきます。
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とにかく、冒頭から不穏と緊張、得体の知れない不気味さを醸し出す異音が鳴り響き、そこかしこに現実と妄想のあやふやな境目・落とし穴が待ち受け、誰でもが可怪しくなっていくであろう、まるで異空間がスクリーン内にへばりつくわけですよ…。
もう気が気じゃない…でもそれがいい…😆💦
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いや〜、久々に後味の悪い(褒めてます🤣)映画が観れて、ぐっさり心に刻み込まれました。監督 #ロバートエガース の名前が…😅
これは次作も期待できますね😉!

とりあえずカモメと人魚があんなに不気味と知れたのは、良い勉強になりましたよ😂
(無事パンフもゲット出来たし、読み込んでチャンスがあれば2回め行っちゃうかも〜🤣)
ましゅー

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