woos

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へのwoosのレビュー・感想・評価

-
Amazonプライムにて字幕版を鑑賞。
テーマ「Teenage wasteland」

[全体として]
去年観たかったが劇場で観られなかったうちの1本。
割とイタい十代を過ごしてきた(大抵の)人に、ぶっ刺さりまくる作品だと思う。きっと娘がいるお父さんが観ると、ちょっと辛くなるんだろうな。知らんけど。
我が出身中学には14歳になると20歳の自分へ向けて手紙を書くという奇習があったが、実際に20歳の時に届いたその手紙を読んで赤面した記憶がある。そんな感じの映画と言えば伝わる人には伝わるんじゃないだろうか。

[良かったところ]
正に子供時代の終わりの話で、若干コミュ障だけど、普通の一人の少女の成長譚として凄く良く出来てると思う。
コミュニケーションを覚え始めの「気まずさ」だったり、「緊張感」だったり「何を話せばいいのか分からない」自分自身大人になったいまも少し付き纏う「他人からどう見られているか?」という巨大な化物『自意識』との戦いがありありと描かれているので、もんどり打ちながら観ていた。
あと主人公の心情を表す音楽の使い方は笑ってしまった。

[気になったところ]
父親ってしんどいんだろうな。。
あと、自分が14歳の時にSNSが無くて本当に良かったと思う。

------------------
映画「レディ・バード」と合わせて観るとより赤面できると思います。
グッチ〜。
woos

woos