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ビリーブ 未来への大逆転のtetsuのレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
4.1
青山シアターさんのオンライン試写会に当選して鑑賞!
(青山さん、毎度ありがとうございます。)

舞台は1970年代、
当時の社会が影響し、弁護士をあきらめて
教授になっていた女性"ルースギンズバーグ"は、あることがきっかけで男女平等を懸けた裁判に出向くことになり...。

SWスピンオフ『ローグワン』でもお馴染みのフェリシティジョーンズさん主演作品。
予告編のイメージとは違い、彼女の法科大時代から始まる物語。序盤から丁寧に描かれる彼女の生き様がクライマックスの法廷シーンへと活きてくる展開がとても気持ち良かった!

監督の過去作『ペイ・フォワード』は、かなり良作だったとはいえ、ラストのモヤモヤ感が個人的には納得いかなかったので、今作ではスッキリするラストで安心した。笑

また、女性主人公が一人で"男性優位な社会"に立ち向かう物語かと思いきや、彼女の夫や娘とのやりとりにかなりの時間が割かれているため、軽く観られるのも良い!
実際、法廷のシーンはラスト数十分のため、家族映画としての印象も強かった。
時には衝突しながらも互いを思い合う家族の姿がとても微笑ましく、母娘や家族で観てほしい映画だった!

ラストシーンに登場するゲストには少し笑ってしまいそうになったが、それも踏まえ、今後、公開されるドキュメンタリー映画『RBG』も併せて観たくなった。

P.S
『アラバマ物語』を観ているとなお良し。
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