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ビリーブ 未来への大逆転のgreat兄やんのレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
4.3
【一言で言うと】
「自由なき反抗」

[あらすじ]
貧しいユダヤ人家庭出身のルース・ギンズバーグは、必死に努力して名門ハーバード法科大学院に入学する。1956年当時在学していた女性は500人中たったの9人で、女子トイレすら設置されていなかった。家事と育児に理解のある夫マーティーの助けもあり、ルースは首席で卒業する。しかし女性というだけで法律事務所に就職することができず、大学の教授になる...。

時代に抗うって、大変だ😩...

評判通り、心にかなりグッと来て、とても気分が良くなりますね!!
やはり『ドリーム』でのあの女性達もそうですが、何事にもひたむきに頑張る女性はカッコいい!!!(*≧∀≦*)

しかし約半世紀前までこんな女性に不利な時代があったとは😰...
クレジットカードも作れなきゃ、働く仕事も選べない!😳
更にその時代の男性は女性に対してモラハラやセクハラが当たり前!!
今の時代では絶対に〇〇ハラスメントで訴えれたでしょうに...やはり時代が時代ゆえ、女性が声を上げることができなかったんでしょうね😔...
そんな中で先陣を切って、時代に抗い男性達に立ち向かったギンズバーグさんはもうメチャクチャ勇気あるお方だと思います!!

ストーリーとしてはまぁお約束と言ってもいいですが、それでも勝つと分かってても気分は爽快になるものですね😆
それにただ単に
「女性差別だ!ヽ(●`∧´)ノ」
と革命まがいな行動を起こすのではなく、逆に男性視点の差別を取り扱った起訴内容を元に、女性差別について控訴するという考え方が、やはり頭が一つ抜きん出てるなと思うところが。
そりゃぁ天下の名門ハーバード大学を首席で卒業してますからね(^◇^;)...
それでも女子学生がたったの9人しか居ない中での勉強なんで、居心地が悪い中での首席って...やはり本当に凄い人なんだと改めて感じます。

ただ、ギンズバーグただ一人での功績じゃなくて、その夫と娘の支えがあってこそなんでしょう😊
特に娘がある男に対して罵倒を罵倒で返したシーンがもうグッと来ましたね!
それに夫も癌で倒れながらも、妻のために料理をしたり様々な事でサポートしたりと、要は”ギンズバーグが“ではなく、”ギンズバーグ家が“成し得た快勝劇だ!!ということなんでしょうね。

にしても夫がアーミー・ハマーって...イケメン過ぎてあんまり現実味が無いけど、リアルでもあんな綺麗な夫だったのかな?🤔

とにかく考えさせられました。
女性は家庭に居て当たり前。
仕事は男性がして当たり前。
そんな”当たり前“という名の固定概念に囚われた時代が、およそ数十年前まであったということ。
今では様々な機会や活躍の場がありますが、今頃あの女性が居なかったら...もしかしたらあの時代のまま取り残されてたでしょうね。




85歳。今でも現役のギンズバーグさん。最後の最後まで、頑張ってください。