えいがうるふ

ブラック・クランズマンのえいがうるふのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
4.0
久々に観たスパイク・リー作品。初期の頃と変わらない特徴ある映像表現が随所に観られて、最新作なのになんだか懐かしかった。そして御大のメッセージは相変わらずブレがなく、ズシンと骨のある劇伴を活かすクールさも健在で嬉しくなったものだが、最後の最後にダメ押しのようにゴリゴリ主張してくるあたり、やはり思想ある者はジジイになるほど話がくどくなるの法則か。
それにしてもアダム・ドライバー、カイロ・レン役で初めて観たときはあちゃー、と思ったが、どんどん演技の幅のあるいい役者になっていくなぁ。そしてワシントン親子はどちらとも私との出会いはスパイク・リー作品ということになり、今後の活躍が非常に楽しみ。