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書くが、ままのtetsuのレビュー・感想・評価

書くが、まま(2018年製作の映画)
3.6
ムーラボの審査にて鑑賞!

自分の気持ちを言葉に出すのが苦手な主人公は想いをノートに書き続けていることが理由でいじめられてしまう。
そんな彼女にとって、唯一の救いは優しい保健室の先生だったが...。

主人公と同じような時期、
言葉として口に出すことが怖く、自分もノートに書いていたことがあったので共感した。

繊細だからこそ悪意が強調されてみえる学生時代の描写が印象的でありながらも、だからこそ主人公が家族と過ごす様子が愛おしかった。

メインの曲がもう少しバラード系でも良かったような気はしたが、全体的な音量が少し小さめだからこそ引き立つクライマックスの音楽シーンが良かった。


このあと、多少のネタバレを含んでおります。
お気をつけください。

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また、ムーラボ作品としては、
必死に自分の言葉を"発する"ことに挑戦する主人公が、シンガーソングライターの力を借りることで、"歌"へと昇華させる展開が斬新でありつつ、音楽と映画の融合というムーラボのテーマに沿っていて見事だった。


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周りからの視線、そんなものに臆せず、一貫したものを持ち続ける大切さに気づかされるような一作だった。

参考

映画「書くが、まま」超特報 MOOSIC LAB 2018参加作品
https://youtu.be/KghV2qgJe4Q
(映画の宣伝として使われた本編未登場の映像)

✏️ 映画『書くが、まま』公式【2/9〜@新宿K's cinema】さん(@kamimura2018)からのツイート
https://t.co/wORwBrlsyn
(https://twitter.com/kamimura2018/status/1078961719697788928?s=03)
(公式アカウントでは、映画に関連した約10話の短編が投稿されています。)

2019/2/10追記。
SWANKY DOGS「ワンダーライフ」-MUSIC VIDEO-
https://youtu.be/XS2rDmOrLOI
(公式サイトにこんな動画が追加されていました!映画本編のアフターストーリー的MV!)
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