ホイットモア大統領

アラジンのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

アラジン(2019年製作の映画)
3.5
2019/6/15 ユナイテッド・シネマ水戸にて吹替2D版鑑賞。

圧倒的ウィル・スミス。
徹頭徹尾、五臓六腑にウィル・スミス。
筋肉過多のウィル・スミス。

タイトル『ウィル・スミス』に変えたほうがいいんじゃないか?ってぐらい、ウィル・スミスの主張が強い。ウィル濃度120%。
何なら2回もラップを披露するし、ジーニー役なのに作中の半分ぐらいは普通のウィル・スミス笑笑

10月に公開した『ジェミニマン』では遂に1人2役を演じていて、どんだけ自分好きなんだよ!!と笑

閑話休題。

オリジナルのアニメ版では、「自由」と「平等」がテーマになっていたと思ったが、今回は「自由」はそのままに、「女性の強さ」をより強調していた。
まあ現政権が続く限りこういうメッセージになるんだと思うし、それ自体は素晴らしいことだと思う。けど、LGBTと合わせて何でもかんでもというのは…。あとは何となく、『バーフバリ』を意識してるなと感じた。

前述のウィル・スミス問題もあって、そのせいか肝心のアラジンの印象が薄くなっていた。強いて言えば、“踊りが凄いコミュ障” といった感じ。

しかし、ジーニー、もといウィル・スミスが予想以上にジーニーしてて笑わせてくれたし、相変わらず山ちゃんが凄い!
スローモーションに、所々悪趣味な演出が出ちゃうのもガイ・リッチーらしくて良い。アラビアン・ダンスを現代風に味付けしてるのも実写化の価値アリだ。

でもだからこそ、ジャファーが残念。カリスマ性というかオーラが全然無かった。もっと年齢上の人にしたら良かったのでは?
吹替が北村一輝っぽいなあ。と思っていたら本当に北村一輝でそこは満足笑