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七つの会議のkazuかずのレビュー・感想・評価

七つの会議(2018年製作の映画)
4.4
池井戸潤原作。
いや〜面白い!!! とある企業に蔓延る不正。正義か?不義か?社長、副社長、部長、課長、係長、課員、経理、親会社の面々、取引先の社長たち。パワハラ、内部告発、品質管理、下請け、買いたたき、押し売り、隠蔽工作。様々なステークホルダーの駆け引きが見事。

ぐうたら係長を演じた主役の野村萬斎は、ハマり役。野村萬斎、香川照之、及川光博、片岡愛之助、世良公則、鹿賀丈史、橋爪功、北大路欣也etc日本を代表する俳優たちが、迫真かつ魂の演技。面白い邦画の真髄を見ることが出来て大満足でした😃

オリラジの藤森慎吾が、意外とウマい!役どころがまさに似合っていて、笑いが止まりませんでした。

昨年公開された『空飛ぶタイヤ』も、相当面白かったけど、この映画も面白い!笑いありハラハラあり、企業の品質不正が頻発するご時世にピッタリの社会派ドラマでした。オススメ!

ちょい気になったのが、ドラマでもあるあるですが、主要人物がやり合ってるところをオフィスの遠く離れた社員全員が手を止めて見入ったり、廊下を偉いさんが歩いてきたらみんな止まって深い敬礼。。こういうシチュエーションは、リアリティがだだ下がりなんで、止めたほうがいいんだけどね〜。昭和の会社じゃあるまいしね〜。
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