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ワイルド・スピード/スーパーコンボのDcatcHerKのレビュー・感想・評価

3.8
 ワイルド・スピードシリーズを鑑賞するのは、初めて。ジェイソン・ステイサムさんの渋めの映画が好きなのだか、ワイルド・スピードシリーズは、そういう映画ではないような気がして、これまで、ちょっと足が向かなかった。
 しかし、あり得ないだろ‼️って感じのカーアクションにアドレナリンが上がって、バイオレンスもスカッとするし、笑えるところも多いのだけれど、ストーリーが冗長な感じだった。アクションはスピード感があるのに、ストーリーにスピード感がないという感じ。つまらない訳じゃないし、面白いんだけど、ストーリーの展開が早ければもっと面白いはずという感じなのだ。
 何はともあれ、アクションシーンはスカッとしたが、この映画の中でのアクションシーンのピカイチは、ドウェイン・ジョンソンさん、ジェイソン・ステイサムさんを抑えて、ヴァネッサ・カービーさん。「アトミック・ブロンド」でシャーリーズ・セロンさんのホントにいた~いアクションを撮ったデヴィッド・リーチ監督だけあって、ヴァネッサ・カービーさんのアクションの切れ、技ともに素晴らしかった。
 ライアン・レイノルズさんが出ているが、ノンクレジットなのはどういう訳だろう。あれだけ、キーな役をやっていて、次回作にも関わりがある感じなのに。ヘレン・ミレンさんも出ているので、ついつい、「黄金のアデーレ 名画の帰還 」の二人が脳裏をよぎり、いつものように、海外の俳優さんたちの、幅の広い役柄に感心してしまった。
 エンドロールで、次回作があるような感じだったので、観てみたいと思っている。
 
 余談。この映画、ドウェイン・ジョンソンさん、ジェイソン・ステイサムさん、ヴァネッサ・カービーさんの3人が、偽名を使って出国することになり、空港で出国審査を受けるシーンがある。ドウェイン・ジョンソンさんにつけられた偽名が、まさに下ネタ。映画館で声を出して笑ったのは、私の隣のご婦人(妻?)と後ろの席のご夫婦の奥様。あまり多くない観客、相対的に若い人が多いといった状況で、そのシーンで声を出して笑う人がいなかったので、ちょっと恥ずかしかった。(^^;
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