※飴少なめ、鞭多めにまみれたレビューです
①
登場人物たちが、哲学的、科学的用語を用いたセリフを放ち過ぎ!それがストーリー上不可欠なものならまだしも全てがそうではなく、さすがにクドい。
これは『ヤマト2202』然り、最近は前述のセリフ武装すれば、高尚なSF作品になると捉えるアニメが多いようにも感じる。
②
前作のラストより茫然自失するも、フツア族の姉妹に諭され、やることやっちゃうハルオくん。
なのにあのラストは無いだろう。それまでの90分は何だったの?残された者たちはどうするの?逆に無責任だろ。と言いたい。
③
本作はあくまでもハルオとメトフィエスがメインで、ゴジラはギドラに対抗させるための “手段” となってしまってるのが残念。
つまり、「行き過ぎた科学への警鐘」としての「ゴジラ映画」ではあると思うが、「怪獣映画」ではない。
…と、散々こき下ろしたが、やっぱりギドラはいいね笑
初登場シーンのインパクトや新設定は、俺はアリだと思ったし、絶望感がシリーズ1あって、最後の敵に相応しい存在だった。
そして、前回同様スコアが良い!
クライマックス前、ギドラが迫る不安と、2匹の対峙を予感させるシーンでの楽曲は名スコアだ思う。
ということで、嫌いではないが認め難い、複雑な心境のシリーズ完結編だった。
※GODZILLAに見る「ハルオ語録」
・『怪獣惑星』:「俺はお前をー!」
・『決戦機動増殖都市』:「ユウコー!」
・『星を喰う者』:「ふざけるなー!」← New!