エソラゴト

愛がなんだのエソラゴトのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
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予告編を見て自分の不得意要素がてんこ盛りな為鑑賞を敬遠していましたが、一足先に観ていた嫁さんが語りたがってムズムズしている姿や世間一般の評価の高さ、近場の上映が終了間近…等で鑑賞意欲がフツフツと沸き起こった為、遅まきながら今更ながら鑑賞してきました。

年齢・性別問わず様々な方の評を見ると、やはりどうしても自分自身の経験と重ね合わせたり登場人物の誰がしかに感情移入してしまうのは恋愛映画特有の事象なのでしょう。かくいう自分は彼等と同じような年齢の頃、テルコのような立場の女性に片思いしていたのを思い出して余計に胸が苦しくなりました…。

「なんでそんな男を…?」
「自分ではダメなのか?」
「そんな男やめて自分と付き合いなよ!」

若さ故の全く根拠の無い自信過剰さと相手の事より自分の事ばかりを考えていた自分には、今思えば情けないやら恥ずかしいやら…。

恋愛を通して自分自身を見つめ直すことでやりがいや生きがいを見つけなりたい自分へと近づけていく…道筋は多少違いますが、大好きな作品『(500)日のサマー』を思い起こさせてくれたので、今作もとても好きな作品になりました。