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愛がなんだのおむぼのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
4.0
依存だとか執着だとか、人間の業が恋愛面にかなり現れている2人の男女を中心に置いた話。

そういう人を精神的に病んでいると世間では言ったりすると思うけれど、準主役といえる3人の登場人物もそれぞれ性格は少しずつ違うけれどそういう一面が見えるということから、この映画は人間の業は誰にでもあるという共感を的にした主張をしていると思う。
wikiの記述にある10代後半〜30代の女性やカップルを中心にSNSや口コミで評判になったというのも、SNSを活用する人々には共感が評判の中心にあることから納得である。

途中あたりからテルちゃんが他人に対して物申すことが全部ブーメランになって返ってくることに気付かせられたりするのがおもしろさだと思う。
マモちゃんから電話がかかってきた時に瞬時に女の顔をするのも良いし、そのあたりの勢いで暴走しちゃうのも笑えたしチャーミングだった。

こういう恋愛映画ってオチはどうするんだろうと思ったらなかなか脱力系の絵面で笑えるし、意味もあるし、印象に残るので安心した。
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