近所で字幕がなかったので、吹き替え版で見ました。あと、原作と実写版は全く知らないです。
吹き替えでは普段あまり見ませんが、キャスティングは結構良かったように感じます。演技で違和感を感じるシーンはあんまりなかったです。全体的に特別にいいという人はいませんでしたが、特別ひどいと思う人もいませんでした。
あと、アニメーションが結構きれいでした。たぶんCGで作ったのだと思いますが、立体感を感じながも、リアルすぎないいい安牌で出来上がってたと思います。キャラクターも悪い意味で不気味ではなかったですし、けっこう複雑で物が多い屋敷の中も全く手を抜いていませんでした。
それと、ジョークもまぁまぁ面白かったです。１箇所ですが、声を出して笑ったところもありました。
ただ、肝心の脚本とキャラクターが微妙でした。メッセージ性は悪くないですが、ストーリーでやることが多くてごちゃごちゃしてる上に、感情の衝突や新しい出来事が起きても、特に何にも発展せずにそれが解決してしまうことがほとんどでした。そのせいで、映画内で何が起きていても、興味を向けにくかったです。
それ以外にも、主人公の選び方も悪かったです。家族の娘がそれに当たりますが、いつも無表情で何に対しても感情を動かさないので、これのせいでまた話が軽くなってました。どうせだったら、母親か息子の方があっていたと思います。
内面とストーリーは退屈ですが、城の内装やキャラクターの見た目はまぁまぁ面白いので、適当に眺めている分には退屈しないと思います。テレビでやった時に見るのにはおすすめです。
