次男が『ダンまち』の映画を観たいと言うので、同じ時間帯で観れる映画を探したら本作があったので鑑賞。
観たい映画だったので鑑賞できて良かった♪
本作は、通報電話をかけて来た女性の「誘拐された」という電話から展開される映画です。
劇中に流れるBGMはなく、電話から聞こえる声や周囲の音を頼りになんとか解決しようと試みるオペレーターのアスガー(ヤコブ•セーダーグレン)の孤軍奮闘するワンシチュエーションです。
オペレーター室には数名いますが、そこでのやり取りは少ししかなく、ほぼアスガーと通報してきた女性の声などの通話で進行していきます。
画面にはアスガーの顔が大半で、アスガーの色んな表情が映しだされます。電話から聞こえる状況を私も想像しながら耳に集中して鑑賞しました。そのため緊張感が半端なく、張り詰めた空気感に劇場内も静かでした。
人間が聴覚から得られる情報は、わずか11%だそうです。確かに聞くだけでは状況は分からないからそれを補完するためには想像するしかない。でもその想像が合っているとは限らない。
諺にこんなのがありますよね。
「百聞は一見に如かず」
話を何回聞くよりも、たったいちどでも実際に自分の目で見た方がよくわかり、また、たしかであること。
この映画を観ていてこの諺が思い浮かびました。
ほぼ声だけなのに緊張感と想像力がラストまで続き、飽きることなく集中して観る事ができました。
観終わった後、すごく肩がこっていてこんなに疲れた映画は初めてかもしれない。
ある展開は予想が当たったのもありましたが、真相はそう来るか!と驚きました。
とても楽しめました♪そして劇場鑑賞をお勧めします。
字幕翻訳 佐藤恵子
劇場鑑賞 #28
2019 #43