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CLIMAX クライマックスのkazu1961のレビュー・感想・評価

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)
3.6
▪️Title : 「CLIMAX クライマックス」
Original Title :「Climax」
▪️First Release Year:2018
▪️JP Release Date :2019/11/01
▪️Production Country: フランス・ベルギー合作
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-355
🕰Running Time:97分
▪️My Review
もう何と言って良いやら。。。ギャスパーがまたやってくれました。史上最強の97分間の薬物乱用防止キャンペーンですね(笑)
そう、内容はタイトル通り五感と肉体をフルに使わされるクライマックスに向かって振り切れています。もうこの世界に浸り切るしかないそんな作品です。しかしながら、ギャスパーの完璧な映像感覚と音響感覚はいつも厳格で精密、なので五感に響くんですよね。
内容は、雪が降る山奥の廃墟に集まった22人のダンサー。彼らは、知らず知らずにLSD入りのサングリアを飲み、集団ドラッグ中毒に陥ります。抜け出すことも逃げ出すこともできない、その狂乱とカオスの一晩を、視覚&聴覚を刺激する圧巻の熱量で97分間で描き切った作品です。
本作、2018年カンヌ国際映画祭監督週間で初上映され、その衝撃的な内容に大賛否を巻き起こしました。しかしながら本作は同映画祭にて芸術映画賞を受賞したんですね。
まあ、好き嫌いはハッキリ分かれる作品ですが、圧倒的な熱量が振り切れているのは間違いないですね!!
▪️Overview
「カノン」「アレックス」「LOVE 3D」などさまざまな問題作を手がけてきたフランスの鬼才ギャスパー・ノエが、ドラッグと酒でトランス状態になったダンサーたちの狂乱の一夜を描いた異色作。1996年のある夜、人里離れた建物に集まった22人のダンサーたち。有名振付家の呼びかけで選ばれた彼らは、アメリカ公演のための最終リハーサルをおこなっていた。激しいリハーサルを終えて、ダンサーたちの打ち上げパーティがスタートする。大きなボールに注がれたサングリアを浴びるように飲みながら、爆音で流れる音楽に身をゆだねるダンサーたち。しかし、サングリアに何者かが混入したLSDの効果により、ダンサーたちは次第にトランス状態へと堕ちていく。「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」のソフィア・ブテラ以外のキャストはプロのダンサーたちが出演し、劇中曲として「ダフト・パンク」「ザ・ローリング・ストーンズ」「エイフェックス・ツイン」などの楽曲が作品を盛り上げる。(引用:映画.com)
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