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イーディ、83歳 はじめての山登りのスクリーンのレビュー・感想・評価

4.5
高圧的な夫に従い、娘を育て上げたイーディ。毛血栓で体が不自由になった夫を30年間看護してきたイーディ。
気がつけば83歳。
娘からは、施設に行くようにと言われてしまった。施設で見た死を待つしかないような無気力な
老人達を見てしまうイーディ。
わたしには、イーディの気持ちが、とても分かります。
子供が大きくなったら、
定年になったら、
親を見送ったらと、
思っているうちに、
どんどん歳をとってしまう。ふと、誰のための、何のための人生かと思うことがあります。
だから、このイーディの
無謀とも思える挑戦に
共感し、応援したい気持ちでいっぱいになってしまった。

実際にイーディを演じているシーラ·ハンコックは
イーディと変わらない年齢とか。凄いですねー。
あんな急斜面を登るなんて。
「なにも遅すぎることはないさ」
本当に、いい言葉ですね。
少し、背中を押された気分ですね。
登山用品店店員のジョニーを演じたケヴィン·がスリーとの絆が、強くなっていく2人のやりとりが楽しく、微笑ましいですね。
標高731mとあまり高いとは言えないけれど、
急勾配のある変な山
スイルベン山を含む
スコットランドの素晴らしい景色に気持ちが、
和み、清々しい気持ちになりました。
劇場で観たかったですねー。
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