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ブータン 山の教室のスクリーンのネタバレレビュー・内容・結末

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

幸せの国と呼ばれるブータン。
でも、そんなブータンでも、都市部と田舎では
大きな差が。
それも、秘境と呼ばれる
ナルル。
一週間も掛けて山道を
歩き、やっとたどり着ける小さな村。
電気も不安定。
もちろん電波も無い。
紙は貴重品で、
トイレットペーパーも無い。
葉っぱで代用する。
火を起こす燃料は、  ヤクの糞。
学校には、黒板も無く、
紙も無い。
そんな環境でも、
子供達は、学ぶことに
目を輝かせている。
村人も総出で先生を
敬い大事にする。
直ぐに、戻ろうと考えていたウゲンだったけれど、気持ちに変化が起こる。
これだけ、自分を必要と
してくれているナルルの人達。
教師を辞めようと思っていたウゲンには、
自分の居場所を作ってくれたように思えたのではないでしょうか?

いい大学に入る為でも、
出世する為でもなく、
ただひたすらに教師を
敬い信じ、学びたいと思う子供達の姿に、
学ぶことの、本当の意味を感じました。

そして、村人みんなが
強力して、助け合って生きている。
人の求めている
幸せがここにあるような気がしました。
物質的な豊かさよりも、
格差の無い世界、
助け合える世界が幸せなをだと思えました。
でも、現在の世界では
悲しいかな、実現出来ないのかなー?と思います。
ほんの少しでも近付けたらと思います。

そして、山々の景色が
素晴らしい。
4000m級の山々が立ち並び、厳しい自然なんだろうけれど、本当に心洗われますね。
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