円柱野郎

メジャーリーグ3の円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

メジャーリーグ3(1998年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ミネソタ・ツインズ傘下の3Aチーム・バズの監督になった主人公は、クセのある選手たちを何とかまとめ上げて成績を上げていくが…。

正直言って、邦題が悪い。
「メジャーリーグ3」と聞いたら、そりゃ再びリッキーの活躍か、それでなくてもインディアンズのその後が観られると思ってしまうわな。
なのにいざ話が始まるとマイナーリーグ、しかもミネソタ・ツインズの話って「なんじゃそら」ってなりますわ。
でも原題は“MAJOR LEAGUE: BACK TO MINORS”なわけで、「3」とは言ってないんだよね。
(「2」の原題は“MAJOR LEAGUE II”だった。)
なので現実にはシリーズのスピンオフに近い立ち位置だと思う。
確かにロジャー(コービン・バーンセン)がオーナーだったり、セラノ(デニス・ヘイスバート)やタナカ(石橋貴明)が出ているので関連性はあるけど、ロジャー以外はゲストに近い扱いかな。
実況のハリーも引き続き名実況(?)だが…ちょっとクドすぎない?

主役のガスが指導者としては良い人物で、対するツインズの監督が人徳のない小物。
その上で、マイナーチームがメジャーチームをやっつけるのだから、そこにカタルシスが生まれるはずが、何故かいまいち盛り上がらないのが難点。
小さくまとまりすぎてるのかなあ?
前作までの感じを期待すると間違いなくガッカリするが、「ビデオスルーの映画なんだ」というくらい気楽に観ればそこまでヒドくはないかも…?
円柱野郎

円柱野郎