おらんだ

踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!のおらんだのレビュー・感想・評価

3.5
湾岸署と勝どき署の間の川で水死体が発見される。司法解剖の結果、死体の胃袋から熊のぬいぐるみが見つかり、事件は思わぬ展開を見せる。時を同じくして、警視庁副総監誘拐事件が発生する。捜査本部は湾岸署に設置されるが、上の意向で所轄は捜査に参加できず、青島は怒りを露わにする。

TVドラマで大ヒットを記録した「踊る大捜査線」の劇場版。湾岸署管内で事件が連続して起こり、青島たち湾岸署の刑事達は寝る暇も無いほどの混乱に見舞われる。

小泉今日子の怪演が印象的。矯正だけであんな不気味になんのか。因みにあのキャラのモチーフは「羊たちの沈黙」のレクター博士らしい。彼のマッドさには遠く及ばないけれど。でも、なかなかいいんじゃないかな。

全体を通して個人的に一番グッときたのは筧利夫の「兵隊は犠牲になってもいいのか…」という台詞。TVシリーズで散々所轄及び室井を差別してきた彼の転換点を表す印象的なセリフだった。
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