コンテナ店子

ロケットマンのコンテナ店子のレビュー・感想・評価

ロケットマン(2019年製作の映画)
1.5
誰もがボヘミアンラプソディーを彷彿させる映画だと思いますが、全体的な作りも似てるなと思いました。悪い意味でです。

映画内で起きる出来事のほとんどがダイジェストと思うくらいに短かったので、キャラクターの内面に興味を持てるシーンや見てて楽しくなるようなミュージカルシーンがほとんどなかったです。
個人的にボヘミアンラプソディーは好きじゃなかったですが、ライブエイドの所は好きでした。ですが、この映画にはそういった見てて気持ちが盛り上がるようなクライマックスがなかった上に、キャラクターも好きになれていないのでしんみりしたシーンにも感情移入出来なかったです。

音楽も好きじゃなかったです。とにかく多かったです。次から次へと挿入歌が流れて来るので、全然曲が記憶に残らなかったです。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのように音楽が多い映画はありますが、あれはそれらが好きになれているキャラクターの内面を表現するために、要所要所で使われているからすんなり入り込めるのであって、むやみやたらと使っていたこの映画はちょっとうざかったです。そのせいで効果的に使えそうなタイミングでも他に埋もれてまたかよと思ってしまいました。

全体的にちょっと見てるのがきつかったですが、最初の15分くらいは少し好きでした。そこは尺がけっこう長く使われていましたし、キャラクターの紹介の仕方も一応理解できるようにはなっていました。なので、そのシーンの続きのようになっていた所は映画でも数少ない興味を持てる部分になっていたと思います。

個人的にはかなり嫌いな映画でしたが、前にも書いた通りボヘミアンラプソディーが好きな人は好きになれるかもしれないです。ですが、前述のとおり、ライブエイドはないので注意しておいてください。
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