漫画は未読。読みたいんだけどなぁー
しかしながら漫画映画化、それも大河ドラマでこのクオリティは大したもの。
たっぷり予算をかければちゃんで成功する見本になったのではないだろうか？
日本はいい加減、これが成功したから次も同じ予算でさらに高クオリティをというのはやめてほしい。金を稼ぐには金をつぎ込む、これしかないのだからもっと予算を増やしたらいい。せっかく50億を超える大ヒットしたんだから。
キャラクターたちがどれも立っている。
主人公の山崎賢人もそうだし、共に頂を目指す仲間になる吉沢亮もいい。今人気の若手俳優だし演技も筋がいいので若さなりの熱さが、逆に未熟な感じがあってとてもいい。
敵役の本郷奏多もいやらしい顔がいやらしいキャラにぴったりはまっている。
かと思っていたら大物のキャラを大沢たかお、長澤まさみなど演技も存在感もある人を起用し、締めるところは締めているのがさらにプラスとなっておる。
主要人物は勢い、脇はベテランで。とても良いバランス。
橋本環奈だけいるだけで特に活躍しないのが難ありかな…
バトルの殺陣もしっかりしている。
変に現実離れせず地に足のついた殺陣で良い。ちゃんと本人がやってる。個人的に好きなのは長澤まさみのアクション。この人アクションも出来るとは…
ストーリーも主人公が抱く野望の動機付けから始まり、主人公の成長譚と今回のメインの物語が政治的な要素に絡んでいくのでシンプルでスッキリしている。
しかし残念なのが、主人公の成長譚と言ったものの特にこれをしてこれが出来るようになったので強くなった、というのが乏しい。
ただただ運動神経が良くて、なおかつ天才的な戦闘センスを持っていたから、というだけで終始している。そのためラスボスにも勝つロジックがあまり感じられない。
そんな血気盛んな天才肌の主人公よりも、さらに雲ひとつ上の存在として描かれる大沢たかおが流石といったところ。
誰が勝てるんだあんな奴笑
続編も決まったし、新キャラは運動神経抜群の清野菜名。これは期待できる！
