ホイットモア大統領

ポリス・ストーリー 香港国際警察のホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

4.4
『ポリス・ストーリー REBORN』の予習として鑑賞。

木曜洋画劇場でなぜか『ポリス・ストーリー3』から見てしまい、微妙だった記憶から実は今回が初見。

何これ、すごい笑笑
ジャッキー・チェン最高傑作も納得の出来。

中盤こそいつものジャッキー映画だが、OPとクライマックスでは、あのジャッキーが鬼の形相で汚い言葉を放ちながら、死と隣り合わせのアクションをこれでもかと披露する。
これを自分で監督(脚本も担当)しているのだから、本当頭おかしいとしか思えない笑

だから、ストーリーは所轄警察署の一刑事の話に過ぎないのに、「香港国際警察」と副題を付け、劇中に登場しない要素をいくつも散りばめたポスターで誇大広告を打った東宝東和の宣伝マンの気持ちもわかる笑

そのアクションに関しては、全盛期のジャッキーのキレキレのカンフーもさることながら、OPのバス・チェイス、クライマックスの “そこにあるガラス全部壊す” 演出が凄まじい。よくこれで死人が出なかったと思う。あと、映画史上1番間違ったエスカレーターの使い方。

また、同僚や警部、署長との「警察故事」も熱い!特に署長!!あんたって人は…!
もちろん、彼女であるメイの最早異常レベルの親切心や、ゾロ目や弁護士といったツボをつく脇役たちも最高!

その他、ジャッキーのムーンウォークに電話芸、メイとセリーナとのすれ違いコントと、娯楽全部盛りの大傑作!!1ヶ月経った今でも「英雄故事」聴きまくってます笑
ただ、是非とも映画館で観たいので、今回のベストムービー入りは持ち越しで!