たけちゃん

アルキメデスの大戦のたけちゃんのレビュー・感想・評価

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)
4.1
彼らの戦艦は、戦争への一本道だ!


山崎貴 監督 2019年製作
主演 菅田将暉、柄本佑


8月に入りましたね!
全国的に記録的な暑さで、毎日たまらんですね。
仕事に行く時、あまりにも暑いから部屋の窓を開けて出かけたら、夕方スコールに見舞われ、帰宅早々嫁に叱られました……( ・᷄-・᷅ )ショボン


気を取り直して……
勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、8月1日は「水の日」なんです。
国土交通省が、1977年に「水資源の有限性、水の貴重さ及び水資源開発の重要性について国民の関心を高め、理解を深めるため」に制定されました。

なので、水資源の大切さについての映画なら「ウォーターワールド」でも観ればいいんですが、やっぱりこのタイミングならば戦争映画かと(ˆωˆ )フフフ…

そこで今日は、久しぶりに劇場へ。「アルキメデスの大戦」を観て参りました。これも水の映画( •̀ω•́ )و✧

そして、今回のレビューは「娯楽映画で振り返る第二次世界大戦」と「映画で振り返る太平洋戦争」のレビューを兼ねています( •̀ω•́ )و✧ツゴウイイナ





さて、映画です。
いや~、面白かったなぁ。
なんと言われようと、僕は好きですよ。
まず、山崎貴監督の大作映画はけっこう好きなんです。
あまり邦画を劇場では観ないたけちゃんですが、山崎監督の作品は劇場率が高い😙
娯楽好きなので相性がいいんだね(ˆωˆ )フフフ…
しかも、「永遠の0」に続き、今回は戦艦大和!
予告編の段階で絶対観るって決めてました(笑)



1933年(昭和8年)、日本は欧米列強に対抗すべく巨大戦艦の建造を計画していた!

この昭和8年って、結構な分岐点。
満州事変後に満州国を設立。
国連はリットン調査団による報告で、満州国を認めないことを決議。それにより、日本は国連を脱退。それが昭和8年です。
そんなことで世界の中で孤立していく日本は、まさに戦争への一本道を歩んでいました。


原作は週刊ヤングマガジンに連載された三田紀房の「アルキメデスの大戦」。三田紀房って「ドラゴン桜」を書いた人ですね。
僕は原作マンガは読んでませんが、今、かなり読みたくなってます(笑)

史実を元にしたフィクションですが、こんなことがあったら面白いと思わせる手腕が素晴らしい。



映画もいきなり1945年4月7日の戦闘場面から始まり、ちょっと大和を知っている人なら、ここで沈没するのが分かっています。
だから、僕も「えっ、ここから?」って思いましたね。でも、そこからが実に面白い。
あと、その戦闘描写が凄まじくて。
ここは白組の仕事が素晴らしいのよね。
また、「数学で戦争を止める!」って言っても、大和が建造されたことは知っているわけで、それをどのように描くのかは今作の見どころ。サスペンスタッチで飽きさせませんでした。
最後に、そんな理由が!ってなるのも納得で、面白かったです。



主演は菅田将暉くん演じる櫂直(かいただし)。
やっぱり菅田くん、いいね!
ちょっと「三年A組」の皇先生入ってたけど……。
常に解が正しいとは限らないよね。

そして、彼を支えるのが柄本佑くん。
彼も良かったなぁ。
お父さん同様の名バイプレーヤーになってきました。

ヒロインは浜辺美波ちゃん。
うん、言うことなし。
僕も測ってみたあ~い( * '-' )ノ)`-' )ぺし

ただ、舘ひろしさんの山本五十六は好きくない。
もう少し威厳が欲しかったなぁ。

小日向文世さんと鶴瓶さんは、いつもと同じ(笑)

そして、國村隼さんや田中泯さんはいつもながら素晴らしかったです。



昨日観た「ワルキューレ」もそうだけど、戦争って、やはり個人の力では止められないんだね。すごくそんな思いを持ちました。
だから、そうなる前に、きちんと意見を言わないとね!