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この世界の(さらにいくつもの)片隅にのsingerのレビュー・感想・評価

3.5
こうの史代さんが原作の「夕凪の街 桜の国」が、自分にとってとても思い入れの深い作品で、そんなこんなの巡り合わせもあって、この作品は、この心の片隅にずっと置いて、温めていたような、そんな作品でした。

きっと、いつかは観る日が来るんだろうなぁと思っていて、
丁度、約40分もの新規シーンを加えた、完全版がリリースされたので、この機会にようやくの鑑賞となりました。

そして、評判通り、とても有意義で、素晴らしい作品だと思いましたね。

でも、やっぱり観て思った事は、「夕凪の街 桜の国」を観て思った事と、同じ所に落ち着いている気がするので、
作品自体の感想は、もう既に自分は語っていた事だったのかなぁというのが、正直なところです。
https://filmarks.com/movies/28567/reviews/68129411
↑「夕凪の街 桜の国」のレビューはこちらです。

コトリンゴの手掛けた音楽も、とても作品に合っていて良かったなぁ。
すずを演じた、のんの声優としての演技も、とても感情が伝わってきて、とても良かったと思いました。

旅行で何度か訪れた事がある、広島の街並は、自分はとても愛着があり、
また、いつか、今度は子供達を連れて行きたいなぁと思っている場所のひとつです。

そして、子供達にも、今ある平和の意味、穏やかな日常の素晴らしさを、学びを通じて、そして、この土地で感じる日も来るのかなぁと思ったりしつつ。
なので、いつかは子供達にも観て貰いたいなぁと思える一作でした。
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