伍長にシビれ、
伍長に惚れ、
伍長に泣く映画
すごく良かった…
『こういうのでいいんだよ』を最後まで貫いてくれた
まずは冒頭の緊張感溢れるシークエンス、掴みバッチリ
さらに、余計な思惑や複雑さは徹底的に省き、任務遂行中に邂逅してしまう恐ろしい『モノ』の存在感・恐怖感をシンプルに際立たせているのも上手い
メインビジュアルの回収シーンや、猿顔ナチスの爆破シーンなんかは急にチープさが漂ったものの、その時点でかなり好きな映画になってしまっていたのでケラケラ笑えてしまった
この映画のジャンルはゾンビものでいいのかな？
それにしてはわらわら出てくるわけでもなく（だからこそ一体一体の恐怖感が強まるんだけど）、さらには対ゾンビ攻撃お決まりの有効打が効かないシーンがあったり、新しい要素があったのも意欲的な作りだった
ただ、観客みんなが思っただろうけど、完全に思わせぶりな存在が最後までスルーされてたのは疑問が残る…
え？あの人たち何か起きないの？？って
まぁ好意的に汲み取れば、序盤の伍長の台詞の「常に明確な答えがある訳では無い」が伏線となって、エンディングの陽気なミュージックとは裏腹な『この後起きるかもしれない悲劇』を匂わせているのかな～…？
