製作国がフランス/ブラジルって、センスが対極にありそうな2ヶ国だからか、それらが混じり合うことで一筋縄ではいかない狼男作品になってました…が、面白い!
ブラジルの貧困層の黒人女性とセレブの白人女性、その2人の百合的関係、人間モードと狼男モード、そして、血の繋がらない母と子。
普段は交わらないものが交わることで生まれる強固な絆。それらを女性や子供の自立・強さに置換、引いては究極の愛を伝えたいだとか。by ホイットみょん。
上映時間135分はホラーにしては長尺だけど、これは2部構成ゆえというだけでなく、あえて説明的セリフを廃し登場人物たちの日常を丁寧に描いてるから、ということにも起因してると思う!
加えて、その解釈の余韻が見る人を選ぶ要因でもある気がするけど、俺的にはかなりツボでした!これ邦画でやったら、前後編の2部作とかになりそうなレベル笑
とりわけラストが賛否両論らしいけど、俺は絶望より希望と覚悟を感じたし、それが監督の意図だと信じたい!
背中で語れるのは漢だけじゃないんやで!!!