1950年、共産主義国家として誕生した中華人民共和国の都市・ハルピン。中国人戦犯でごった返す駅の中で、自殺を試みようとする男の姿があった。彼こそは清朝最後の皇帝・溥儀。薄れゆく意識の中で、…
>>続きを読む朝鮮戦争末期、半島に渡った医学生の近藤と沢木は暴虐の限りを尽くした。20余年後、一匹狼のヤクザ・近藤は沢木組の代貸・沢木の指令で、韓国から密航した女たちを売りさばく仕事を下関で請けていた。…
>>続きを読む昭和12年に火蓋が切られた日中戦争は、泥沼の様相になっていた。五代家の行為に疑問を抱く次男・俊介、彼の親友で五代家の次女・順子と結婚した反戦運動家・耕平も徴兵され戦地へ送られる。そこで彼ら…
>>続きを読む孤児として育ち、現金輸送車襲撃に失敗して収監された野本宏は、出所後、再び悪の道に入るまいと誓っていた。刑務所仲間の門田に窮地を救われた野本は、暗黒街の黒幕・井土垣に復讐するために、門田が持…
>>続きを読む日本の黒幕とも影の総理ともいわれている山岡邦盟が、不正事件で東京地検の追及を受けていた。関西の黒幕・小河内は、これを機に山岡を葬って新総理を立ち上げ、権力をもぎ取ろうと画策。己の辞書に負の…
>>続きを読む昭和初期、振興財閥・伍代一族は満州への進出を画策し、軍部との癒着を強めていく。やがて関東軍は張作霖を爆殺し、そして柳条溝事件によって満州事変が勃発する。