19世紀末のオーストリアを舞台に、公爵家御用達の指物師の息子と公爵令嬢の身分違いの恋を描いた話。
古典的な身分違いの恋もさることながら、手品のトリックを見破ろうとする恋敵である皇太子との対決や、そこから生じるサスペンス等、盛りだくさんな映画だった。
中世ヨーロッパの美しい雰囲気がファンタジックな映像と音楽からこれでもかと伝わってくる。
特に映像は息を飲む美しさで、終始見惚れてしまった。
ラストが若干強引だったし、なんともいえない後味が残ったけど、ミステリアスな手品師ノートンがハマっていたので良かった。