ホイットモア大統領

地獄少女のホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

地獄少女(2019年製作の映画)
3.0
何を見せられてるんだろうって感じ。

白石晃士監督って、メジャー作品になればなるほど、「ルールなんて関係ねぇ!俺色に染めてやるぜ!」という勢いから空回りしている気がする…。
もっと鑑賞者側・配給側に立ちつつエンタメ性を高めた上で、スパイスとして自分の色を入れればいいのに。

本作もご多分に漏れずで、『地獄少女』というよりはただの『白石晃士作品』。

そもそも地獄少女のルールって(まあ、それは原作ありきだから仕方ないけど)、30分尺のオムニバス・アニメだからこそ成り立つ設定。だって無敵というか一方的過ぎるんだもの!
セガールは一応、同じ人間だから無敵でも作品が成り立つけど、相手が閻魔様じゃあねぇ…。

結果、ただただ閻魔あい役の玉城ティナを愛でるだけの作品でした。
麿赤兒を筆頭に、お付きの人たちも何でいるのかわかんねぇな!結局持ってくのは閻魔あいなわけだし笑

V系の偏見イメージも何とかならんのか笑
てか、それよりも友達の遥さんがクズの鑑過ぎてビビる。パンチ1発で肋骨砕けそうなボーカリストのせいじゃないと思うよこれ。