青い口のついた顔の作品情報・感想・評価

青い口のついた顔2015年製作の映画)

파란 입이 달린 얼굴/A Blue Mouthed Face

製作国:

上映時間:110分

3.7

「青い口のついた顔」に投稿された感想・評価

韓国に限らず日本の地方都市でも、こういう境遇の人、珍しくないんじゃないかなぁ。アテネフランセの特集タイトル「リアルと悪夢の中での葛藤」のリアル寄り。エアロビが唐突すぎるのと、最後の卓球の相手が誰なのかが気になる
kyoko

kyokoの感想・評価

3.7
身体障害者の兄と重患の母を養っているソヨンは、職場で問題を起こしてクビになり、さらに病院からは入院費の支払いを督促されてしまう。窮地に立たされたソヨンは、自らの人生を生きるため、次第に冷酷になってゆく。(フライヤーより)


子どもにもおばさんにも見える風貌(オアシズ大久保さんを思わせる)の主人公は、母、兄、怪しげな住職、職場の同僚たち、どの関係においても感情を読みとることが難しく、どこか欠落しているような無気味な印象を与えるが、過酷な環境が彼女を追いつめ壊していったのだとしたら、ひとりの女性の不幸な姿と言えなくはない。孤立していた職場で徐々に同僚たちと打ち解ける姿を見ると、なんだか娘を見てほっとしているような気分になった。
が、母の行方を探すことも、兄の絶望的な行為を止めることもしなかった彼女はやはり空恐ろしい。

最後にこちらに向けたふてぶてしい目線にはむしろあっぱれと言いたい気持ちになったのはなんでだろ。

淡々とした中に静かな狂気が潜んでいる感じはハネケ作品を思わせた(特にラスト)。

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