これは面白かった〜(^ν^)。
脚本がしっかりしていたなぁぁ。
夜の銭湯で起こる普通では有り得ない出来事に巻き込まれた青年カズヒコの日常を描いたものだが、テンポ良くスリリングな展開が進んでいった後、家族の温かさや友情も描いていて、親近感が湧いて感情移入しやすかった。
カズヒコ達の行動を「若い奴は怖い。特に新しいことをする奴は我々にとっては恐いんだよ…」という年配者のセリフが刺さった。攻撃してみる若者と保守的な年配者の対峙シーンになっていて面白い。
銭湯って設定も面白い。目からウロコだった。でもちょっと『湯を沸かすほどの熱い愛』を連想させたが…。どうやら初めは違う場所だったそうだが、マツモト役の役者さんのアイデアで銭湯になったみたいです。
順応性だったり、事なかれだったり、若者の良し悪しの特徴を良く描いていて、一山超えたカズヒコが出した結論や今後の展開を匂わすニュアンスでの終わり方は、一山超えたけど人生はまだ終わりではないよという意味を加味すると、タイトルの特徴を更に際立たせていていいなぁと思いました。